えひめ愛フード 推進機構

柿の中でも、最大級の新品種である「太天柿」。西条市の周桑地区は全国に先駆けて「太天柿」の産地化に取り組んでおり、糖度15度以上、大きさ590g以上の果実のみを厳選出荷しています。すこぶる多汁でサクサクした食感に加え、扁平で四方に溝がある愛嬌のある形が特長です。

他品種よりデリケートな果皮を傷つけないため、平詰めによる収穫出荷を実施しているほか、輸送中の荷痛みを軽減するため、全品フルーツキャップを利用しています。また、全生産者の生産履歴を確認し、産品に係る情報をＨＰ等により開示・提供できる体制を整備しているほか、公的機関（愛媛県農林水産研究所）による残留農薬分析も実施しています。

太天柿は、全国においても産地化が進んでいません。そのような中、県内最大の柿産地である西条市周桑地区では、生産協議会を設置して、全国に先駆けて産地化を進めています。協議会による講習会等を通じ、生産者の栽培技術を高位平準化させ、従来の柿栽培よりも早い摘蕾、摘果を実施しています。大果で高糖度の果実を生産するため、葉果比が25：1以上となるよう、関係機関と連携した生産指導を徹底しています。