えひめ愛フード 推進機構

ブラッドオレンジの特徴はなんといってもインパクトのある真っ赤な果皮と果実。この赤みはアントシアニン由来のものであり、高い抗酸化作用、成人病予防、視力回復などに効果があると言われている。 主にタロッコとモロという２つの品種があり、カクテルやジュース、スイーツなどにも適している。コクのある甘さ、濃厚な香り、すっきりとした酸味と豊かな風味が特徴。

園地をネットで覆う栽培を行い、２月〜４月まで樹上越冬で完熟させながら一つ一つ丁寧に育てられている。 光センサー選果により、外観が優良で赤い着色が進んでいるものを厳選の上、１〜２週間低温で仮貯蔵し、着色等の品質をさらに向上させるなど出荷先までの品質の確保も行っている。

イタリアのシチリア島原産で寒さに弱いという弱点がある。愛媛県ではほとんど栽培されていなかったが、近年の地球温暖化により現地の気候に近づいてきたため、多く栽培されるようになってきている。年間出荷量は230ｔを誇りそのシェア率は高く９０％以上。そのほとんどが宇和島近辺で栽培されている。