愛媛県の真鯛は、養殖・天然合わせて日本の鯛漁獲・生産量の4割以上を誇ります。
しかし、長引く消費の低迷や過剰生産にともなう需要供給のアンバランスに加え、
若年層の魚離れなどもあいまって、近年、価格低迷が続いております。
また、最近の消費傾向は高級志向と割安志向に二極化するとともに、
家庭内での調理を敬遠する傾向も見られます。

このような状況の中で、県産養殖真鯛の価値向上や消費拡大を図っていくためには
真鯛に関わる愛媛の食文化
天然鯛を超える県産養殖鯛の食味
ヘルシーで高い栄養値

などについて情報発信を行うとともに
消費者ニーズに対応した食べ方提案や水商工連携による商品の開発
「ぎょしょく」教育の推進

などに地域を挙げて取り組むことが必要ではないかと考えます。

これらを勘案し、「えひめ真鯛ぎょしょく研究会」が発足しました。
この研究会では、県産養殖真鯛の価値の再認識と消費拡大に向けての情報発信、
試作品の試験販売などを検討して参ります。


【事前検討会】
研究会主旨説明
フードアルチザンプロジェクト研究
研究会の進め方検討(規約、計画、参加確認など)
【第1回研究会】
研究会の発足(参加者確認、規約承認)
今後の活動計画検討
(ぎょしょく文化や愛媛県産真鯛の価値整理を確認)
【第2回研究会】
「えひめ真鯛ぎょしょく文化」の考え方整理
真鯛の新たな価値創造に向けた基本的枠組み(愛媛大学 若林教授)
文化的・歴史的側面(フリーライター 土井中照氏)

【第3回研究会】
「えひめ真鯛ぎょしょく文化」の考え方整理
 基本的考え方(愛媛大学 若林教授)
 環境的側面(京都大学 中野教授)
今後の進め方
「えひめ真鯛ぎょしょく」の情報発信プラン(土井中照氏)
真鯛に対する消費者ニーズ調査(いよぎん地域経済研究センター)

本年度の研究会活動を踏まえた今後の活動計画
「えひめ真鯛ぎょしょく」の基本的考え方とりまとめ
基本的考えに基づく研究会の今後の活動方向
「えひめ真鯛ぎょしょく」HPコンテンツ整理
真鯛に対する消費者ニーズ調査
次年度の活動計画について

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